-部恋。Round.03-


「お前~?おにい、レディにはちゃんと名前で呼ばなきゃ!」



「あーもう…。やっぱ家に呼んだの間違いだったかな。」


「じゃあ、おにい、健ちゃんと遊んでくれば?あたし、愛奈ちゃんと遊ぶもん。」



「いや、それは困る。愛奈さん、さっさと部屋に行きましょう。」

「え?あ、はい。」



勇介に手を引かれ連れていかれる。


「愛奈ちゃん、ゆっくりしてってね。」


「はい!ありがとうございます!」


――――――…



部屋に着くや否や、勇介はベッドに倒れこみ「あぁぁああ~」と奇妙な声を出しぐったり。



勇介の部屋…。


私よりも几帳面なところあるし、片付いていると思っていたけど本当に想像通り綺麗にしていて驚いた。



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