-部恋。Round.03-
「ねぇ、あたしとの写真とか飾りたいとか思わないの?」
「んー…どうかねー…。」
「ふぅーん。」
私だったら、写真飾りたいけどなぁ。
写真立てに入ってる写真を見つめる。
とても貴重な写真に思えた。
「まーなっ。」
勇介の声に私は振り向くと…
― パシャッ ―
勇介は携帯を片手に不意打ちに撮られてしまった。
「ちょっと!!」
私は勇介の携帯を奪おうとすると、それを簡単に逃げられてしまった。
「保存(笑)。」
明らかに顔がニヤけている勇介に私は思わず…イラっ(笑)。