-部恋。Round.03-
「いや、ほんとに。何年もサッカーやってるけど、新人戦だけは何か記憶に残んないんだよな。」
「なんで?チームとしてまだ出来上がってないから?」
「んー…、春、だからかな?春ボケ?」
「結局季節のせいかよ!!とぼけてんなぁ~。」
「春ってなんかぼんやりしたくなる…。眠いし。」
「しっかりしてくれよ~。おネムなんて赤ちゃんかよ(笑)」
「勇介が赤ちゃん(笑)!?やばい!かわいい!!」
「おい!長川!嫌がれ!喜ぶな!!」
「も~、お前らが2人揃うと何でそんなうるさいんだよ…。」
「何でって?仲良いもん俺ら。なー?」
「ねーケンケン♪」
「やべ~胸きゅん~~~!!!!」
私と健ちゃんは顔を見合わせて大笑いする隣で勇介は呆れてみてる。
この空気感が本当に好きなんだ。