-部恋。Round.03-
「合宿、なんだかんだ楽しみだな。」
帰り道、勇介は微笑んでそう言った。
「そうだね、きっと私はたくさん息子が出来たように洗濯機と格闘してるよ。」
「そっか、お前が一番大変かもな。」
「まずは掃除洗濯…食事の手配と、部員の見張り番と、勇介の子守?」
「子守ってなんだよ(笑)。」
「怖くて寝れないとか、トイレに一人で行けないとかあったら面白いなぁって。」
「………。」
「え、ほんとに無理だったりした!?」
私は思わず吹き出す。