-部恋。Round.03-
-Story.4
合宿がつづく。
毎日暑い。とにかく暑い。
朝のランニングから始まり、みんなと朝ごはんを食べ、暑さのピークがくるまでに全体練習。
昼にゆっくり休憩をとると、それぞれの個人プログラムをこなしていく。
昼の長い休憩のときに私は洗濯をするためコーチと車でコインランドリーにいく。
合宿所にも洗濯機はあるけど、あの大きさでは足りないのだ。
休憩時間が一番部員とゆっくりできるけど見事にすれ違い。
夜も初日だけお祭り騒ぎだったけど、次の日からは疲れ切ってみんな就寝時間にはぐっすり。
24時間部員と一緒ではあっても、練習の緊張感から毎日楽しいわけではない。
常に真剣だし、遊びではないのだ。
勇介との会話も自然に練習のときだけだった。
不思議と寂しく感じないし、ただ無心でマネージャーとしての仕事をこなした。