愛して野良猫


「さぁ……どうなさいますか?」


「…その取り引きじゃ‥俺は何もできないんだが」


「そうですね…まぁ嫌なら、取り引きは不成立ですよ」



刃らしい取り引きだ…


だが…この取り引きを受けるわけにはいかない



「断る」


「……何故ですか?」


「俺にとっては不利すぎるからだ。それに‥」


「それに‥?」



俺はポケットから、封筒を出した



「それに‥もう、見つけたから」


「っ!?」


「お前は優秀な犬だが…隙がありすぎなんだよ」


ドスッ!!!!!


「くっ‥」


「なめんなよ…刃」



俺は刃の腹を殴った
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