愛して野良猫


「……パートナー‥か」



俺は倉庫を出ながら


小さく呟いた



「パートナーがどうかした?」


「庵…」


「久し振りだな、野良猫」



庵はニカッと笑う


右手にアイスを持ったまま



「久し振り。‥アイス、溶けてるぞ?」


「ぅわっ!?」



庵はすかさず


アイスを口に入れた



……食うの早‥
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