愛して野良猫


「答えになってないと思うぞ」


「細かいことは気にすんな。野良に嫌われるぞ?」



庵はニヤッと笑う



…すげぇムカつく



「ククッ。兎に角来いよ」


「はぁ……。わかった」


「よし、決まりな」



俺は歩き出した庵の


後ろをついて行った



庵が向かった先には


バイクが置いてあった



どうやら庵は


バイクで来ていたみたいだ



「野良猫、後ろに乗れ」



庵はそう言うと


ヘルメットを投げた



俺は受け取ると


庵の後ろに乗った
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