愛して野良猫


バイクを走らせること30分


庵の家に到着



「……庵、お前一人暮らしじゃないのか?」


「ん?一人暮らしだぜ」


「デカいな」


「だろ?てか、同じこと言ってんぞ」



庵はククッと笑う



「は?」


「野良と、同じこと言ってる」


「浬音と?」


「あぁ。俺んちの前通った時に『デカッ』て言ってた」


「…そうか」


「さすが双子だな」



庵はまた、ククッと笑った



…庵といると


俺の知らない浬音が見える
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