愛して野良猫


「ふぁー……」



庵はキッチンに食器を置くと


大きな欠伸をした



「庵、眠いのか?」


「んー…かもな」



庵はククッと


また笑う



「この頃、掛け持ちが多くてね。寝る暇がねぇーの」


「‥大丈夫か?」


「へーき、へーき。毎回の事だしさ」



庵は


グーーッと背伸びをした



身体を捻り


軽く体操をし始めた
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