愛して野良猫
俺の言葉にリオンは
クスクス笑った
「玖音、随分と失礼なことを言いますね?」
俺は振り返った
そこには
両手にスーパーの袋を持った
閨杜が立っていた
「間違ってたか?」
「少なからず、間違ってはいないと思いますよ。ですがバカは魁だけです」
閨杜はそう言うと
陽炎とリオンを見た
「ようこそ、黒猫の家へ。陽炎さん、リオンさん」
2人は目を見開いた
…閨杜の奴
ハッキングしたな‥
「閨杜。ハッキングし過ぎだ」
「すみません。少し興味がありましたので」
閨杜はニコッと笑う