愛して野良猫
「玖音様…準備できました」
仮面を付けた陽炎が
静かに言う
「分かった。閨杜、魁、駿夜」
俺は3人を呼ぶ
「午前1時になったら作戦を開始する。持ち場に着かせろ」
「はい」
「りょーかい」
「‥分かっ、た」
3人は子猫達を
持ち場に誘導し
指示を出し始めた
「‥やっと倒せる」
「玖音様…」
「シナリオが無ければ、浬音も刃も死なずにすんだ。俺は……必ず父さんを倒す」
「‥私は何があろうともついて行きます。この命、玖音様に捧げます」
陽炎は一礼し
第2部隊に向かった