愛して野良猫


「許してますよ」


「そうっすよ」


「じゃなきゃ、総長について行きません」



子猫達はそう言うと


ニッと笑った



「ショックは大きかったけど…」


「浬音さん悲しませたくないし」


「黒猫を復活させる時に、許しましたよ」


「俺達は兄弟の為に戦います」



子猫達が俺に


優しく笑いかけた



「だから……総長は浬音さんの為に戦って下さい」



…子猫‥



「必ず倒す。だから…………戦いが終わったら‥浬音の墓参りに行こう」
< 182 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop