愛して野良猫
「‥っ」
「ふっ…さあ、次はお前の番だ」
父さんは
ジッと俺をみる
「……俺が勝ったら…裏の世界を去って下さい」
「‥わかった。お前が勝つ確率は低いからな、お前が負け、黒猫が私を倒したなら‥その願いを叶えてやろう」
「…約束ですよ」
「あぁ。だがその時はまず‥お前が私の条件をのむんだぞ?」
「…わかりました」
……勝つ
絶対に‥勝ってみせる
「或都」
「‥はい」
「サポートを頼む」
「はい」
俺は部屋の隅に
立て掛けてあった
竹刀を手にとって