愛して野良猫


「玖音さん……俺をまた、ここにおいて下さい」



或都は俺に頭を下げた




「…わかった」


「頭‥よろしいのですか?」


「あぁ。それに……或都、お前に聞きたいことがある」




或都は俺の言葉に


下げていた頭を上げた




「俺にですか?」


「あぁ」


「…俺が、分かる範囲でなら」




或都は少し首を傾げながら言った
< 21 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop