愛して野良猫


「‥っ!」


「…そんなものか‥お前も」



俺は思いっきり


地面に倒れこんだ



「‥余裕だとでも思ったか?甘いんだよ、お前は」



…これが‥


闇の世界にいる男の力‥


不利な状況から


一気に有利な状況に


変える…‥



俺は…


父さんに‥勝てるのか?



「…失望したぞ、玖音。お前は役に立つと思い生かしたんだぞ?浬音を犠牲にして」


「っ…」



俺は拳を強く握り


唇を噛み締めた



「お前は龍雅組の恥だ。役立たずの最低な人間だ」
< 211 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop