愛して野良猫
「‥っ!」
「…そんなものか‥お前も」
俺は思いっきり
地面に倒れこんだ
「‥余裕だとでも思ったか?甘いんだよ、お前は」
…これが‥
闇の世界にいる男の力‥
不利な状況から
一気に有利な状況に
変える…‥
俺は…
父さんに‥勝てるのか?
「…失望したぞ、玖音。お前は役に立つと思い生かしたんだぞ?浬音を犠牲にして」
「っ…」
俺は拳を強く握り
唇を噛み締めた
「お前は龍雅組の恥だ。役立たずの最低な人間だ」