愛して野良猫
「俺を撃っても、子猫達が貴方を潰しに来る。閨杜も魁も駿夜も…リオンもいる。貴方を潰すために」
「…くだらんな」
父さんは
フッと笑った
その時…
俺はある異変に
気づいた
父さんの後ろにある
塀の後ろに
かなりの子猫達が
隠れていた
「さっきから目が泳いでいるが、怖じけづいたか?」
父さんはニヤリと
口角を上げた
…バレて‥いない?
俺は父さんの言葉に内心
少し焦っていた
バレてしまったのかと‥