愛して野良猫


「リオン!?」


「よかった!!!間に合ったんですね!」


「‥どう言うことだ?」


「或都から連絡があったんです。玖音さんが戦ってるって」


「或都が」


「動ける子猫を集めて、或都を柱に作戦を立てたんです。銃声を合図に子猫達が飛び出し、攻撃をする。単純ですが、不意をつく攻撃です」



…流石だ


だが‥



「何故、父さんが銃を持っていると?」


「庵さんからの情報です」


「庵が?」


「はい。よく分かりませんが…『野良猫と野良への償い』って言われてました」



…償い?


アイツにそんなこと


してもらうような


覚えはないが…
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