愛して野良猫


「玖音さん。暫く待っていてくれませんか?」


「え…」


「少しだけ考えさせて下さい」



玖音さんは小さく頷いた



俺は玖音さんに挨拶をし


龍雅組を去った




そして俺はある場所に向かった


なぜそこに行くのか


俺にも分からない



ただ……


なぜかそこには―――


その人がいるような気がした




「……ここ、か」




俺は来たことのない


倉庫に来ていた
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