愛して野良猫


「ありがとう、リオン」


「うん」




或都は笑った



僕は或都のことを


小さいときから


知っているような気がする


ずっと……ずーっと…昔から‥




「或都…」


「はい?」


「僕ね‥或都を昔から知っているような、気がするんだ…」


「え…」




或都は目を見開いた
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