愛して野良猫


「リミ。眞那菟をこの部屋に近付けるな」


「かしこまりました」


「眞那菟は鋭い。注意を払え」


「はい」


「下がれ」


「失礼いたします」




リミは珀に返事をし


頭を下げると


チラッと………


俺の方をみた



だが直ぐに


リミは部屋から出て行った



…気のせいか?




「君達は眞那菟には会わない方がいい」


「…なぜだ」


「殺されるよ。あの子は君を恨んでる。無傷では帰れない」
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