愛して野良猫
「リオン。俺と玖音さんは‥ずーっと前から知り合いだよ」
「え!?でも初めて会った時‥玖音さん或都のこと知らないって…」
「リオン。俺、前世のこと前に話したことあるじゃん?」
「うん…」
「その話の中に…玖音さんもいるんだよ」
「…えっ」
リオンは大きな瞳を見開いた
「俺の前世での名前は或。俺が親しくしていた人のお兄さんが玖音さん。そして…親しきしていた人の名前は‥浬音」
「……僕と‥同じ名前…」
「リオンは浬音で浬音はリオン」
リオンは或都の言葉に
少し戸惑っていた