愛して野良猫


「単刀直入に言います。俺に、組を正式に譲って下さい」



父さんは一瞬目を見開いた


だが直ぐに…


溜め息をついた




「玖音‥お前にはまだ無理だ」


「……何故ですか」


「組長はお前だ。何をしようが私は口を出さない。だがな…」




父さんはポケットから


一枚の写真を出した




「玖音。この女が気になっているうちは……組を守れないぞ」


「っ!?」




その写真には……


俺と…リオンが写っていた
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