愛して野良猫
「‥愛、して…る?……今も…ですか‥?」
リオンは悲しそうな顔をした
「あぁ」
俺の中で恋というものは他の人間とは違う
俺は浬音を愛してる…
恋ではなく…愛。
「じゃあなんで……なんで、浬音さんを殺したの‥っ?」
リオンは瞳に沢山の涙を溜め
俺を睨んだ
「愛してたならっ!!なんで浬音さんを信じてあげなかったのっ!!!!」
リオンの瞳から…
涙が溢れ出た
…そうだ
なんで俺はあの時‥
浬音を信じなかったんだ
誰よりも…
守りたかった人を‥