王子様の秘書様
そう、教室に入るまで。
不思議なことに教室に入った途端、痛いくらいの視線はぱったりと止んでしまったのだ。
逆に怖くなって、教室を見まわすと
机の数が異様に少ない。
え、なにこのクラス?
机、8個しかないんだけど?
しかも、ただいまこの教室にはあたし含め2名しかいないってどういうことよ?!
しかたないので、一番端の席に座ってみる。
なんなんだ、これ。
またお兄たちが関わっているような気がしてならない・・・。