王子様の秘書様


・・・・きた。


やっぱり予想通りだね。



『条件とは?無理難題は却下ですよ?』



「大丈夫、すっごく簡単なことだから」





あの、そういいながらさらに近づくのはなんで?!



あたしが言葉を発したら唇が触れてしまいそうな距離



なおかつ、彼から視線が離せない。



すいこまれそう、とはこういうことなんだとあたしの頭はどこか冷静に働いていた。





「僕への敬語やめてよ」



『・・・へい?』



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