男装美少女


それから、みんなが、一呼吸おいて、目を合わせて、




「「「「腹減ったから、めしつくって?」」」」



それかあぁ。





「料理は結構、得意なんで、別に問題はないんですが、みなさん、料理できなかったんですね。」






みんな、コクンと頷き、俯いた。




そろいすぎだし。





「あっ。怜桜ちゃん、蓮がね、冷蔵庫何も入ってないって…」






まじかよ。




アメリカ人で言う、オーマイゴット。



「じゃあ買いに行きます。でも…5人で食べると、材料重いんで、誰か一人ついてきてほしいんですが…」





そして、真剣な目の4にんの、三回戦じゃんけん大会が、始まった。





「いえい。」



勝ったのは、晴さんだった。




「じゃあみなさん、適当にくつろいでいてください。では、行ってきます。」






「お、おぅ。行ってらっしゃい。」




テンションの低い、光さん。




じゃんけんの威力強し!






近くのスーパーに向かって、歩いていると、




「今日、パンツ、白に青の水玉でしょ。」




へぇっ\\\



「みっ。見たんですか!変態じゃないですか、晴さん。」




もう変態に域を超えている。




「みえたんだよ。運ぶ時に。あと、俺のこと晴さんって呼んでるのって、19歳だからだと思うでしょ。でも俺実は、16歳だから。晴君♪って呼んで。呼ばなかったらキスだからね。」




強制的!しかも、呼ばなかったらキスなんて、付き合ってるわけでもないのに。
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