男装美少女
「で、怜桜は俺の何が気になるの?」



忘れていたが、怜桜は、俺に質問があるんだった。





「なんで、お店の人には19歳って嘘をついていたんですか。若いのに。」





「あの店は、年齢を偽ったほうがいいと思ったからだよ。でもお前には、女っていう秘密があるから言ってもいいと思ったからだよ。店の人には絶対に言うなよ。それと、今日からお前の教育係をすることになった。バレないためのな。しっかり男らしくしてろよ。」




俺意外に触らせないように。



急に口から出そうになった恥ずかしい言葉。



もちろん言えるわけもなく、言葉はのどに入っていった。




やっと怜桜の家に着いた。




怜桜といるとなんて言えばいいのか分からなくなる。




ガチャッ。




ドスッ。




どうも落ち着かない様子で見ていたのか、光さんがドアの前にいたらしく、俺が開けたドアにクリティカルヒットした。




気絶してしまったようだ。




光さんは、俺が運ぶことにした。




怜桜に触らせたくなかったから。




その代わり、俺の持っていた荷物を怜桜がもって行った。




他の3人と店長(何時からいたのか分からない)は、ソファで雑魚寝していた。




俺は、そいつらをワザと蹴った。
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