あなたに出会って………
あなたはもう家の前で待ってくれていました。
あなたは夏休みに2人でおそろいで買ったリストバンドをつけていました。
もちろん、私もつけて行きました。
このリストバンドは、大事なときに2人でつけるという約束でした。
私たちはバスと電車に乗って試合会場に向かいました。
私はいろいろ聞きたいことで頭がいっぱいでした。
‘いつから私のことを恋愛として見てくれてたの?’
‘前の彼女のことは本当にもう好きじゃないの?’
‘私のど-ゆ-ところが好き?(ちょっとうざい質問)’
‘付き合ったら毎日メールしたい派?’
‘付き合ったら毎日会いたい派?(まぁ学校で会えるケド笑)’
‘2人で行きたいとこある?’
‘ずっと好きでいてくれる?’
とにかく私はあなたのことで頭がいっぱいでした。
これからの幸せを想像してわくわくでした。
今回の試合ほど楽しみなことはありません。
あなたがこれからずっとそばにいてくれると思うと、自然と笑顔がこぼれてしまいます。
そんな幸せが一瞬にして消えてしまうとも知らずに…。
会場の近くに着きました。
私は相変わらずワクワクドキドキしながら、あなたとバスから降りました。
あなたは少し緊張しているようでした。
試合の会場を目の前にして、私たちはお互いにいろいろな気持ちを抱えていました。
横断歩道を渡ったら会場はもうすぐそこです。
2人で一緒に歩いていきました。