先生×生徒=恋愛対象外!?
1-3。
どうせ入るならやっぱりいじめられる可能性の少ない明るいグループのほうがいい。
頭の隅でそんなことを計算しながらも陽毬と話していると
当たり前といえば当たり前かもしれないけど私の髪の話から先生の話になった。
「優姫の髪ってすごく珍しい色してるょねぇ・・・。
陽毬そうぃうのって大好きッ!!」
「ハハ・・・うん。まあね、陽毬だっていろいろすごいじゃん。」
「だって絶対可愛いほうが得なこといっぱいだもん!!髪といえばぁ担任の霧島紫苑<きりしましおん>先生!!すごくカッコイイョね~」
「ぁ・・・うん。そうだね・・・」
カッコイイなんてこれっぽちも思ってないけどとりあえず同感しておいた。
「でもぉ。陽毬はあんまり好きぢゃないなぁ・・・。なんか裏がありそぉ」
っていたずらっぽく笑うから私も吹き出してしまった。
「私も霧島先生嫌い。女子は全員すごいけどね・・・」