先生×生徒=恋愛対象外!?
さあやは1組だった。
多少迷いながらも勇気を出して
「さあや?」
と1組のドアを覗きながら声をかけてみると
ドアに結構近い女子が群がっていた。
案の定中心にさあやがいたがさあやは私に気付いてないようだったので
「さあや!」
と次は少し強めの口調で呼んでみると
「ぁ!優姫。」
ようやく気付いてくれたので私は本来の目的を伝えた。
「帰ろ?」
「あ~・・・ゴメン!今日は新しいクラスの子で遊びに行くから
・・・、一緒に帰れないや。」
あっさり断られてしまった。
さあやの事だしそんなことだろうとは思っていたが
そのまま家に帰ってもあの無駄に広く、冷たく、寂しい家しか
待っていないので
私は『あの』場所に行くことにした。