先生×生徒=恋愛対象外!?
「って、もうこんな時間か。お前親大丈夫か?
連絡してる感じしなかったけど・・・。
本当だったらもうとっくに帰ってる時間だろ?」
ぁ、そっか・・・。
普通の家だったらもう心配してるような時間だよね。
ただでさえ今日は早帰りの日なんだし。
そう思うよりも先に
私は先生に家のことを言ってしまいそうだった。
「ぁ、私は・・・」
と出かけた言葉を飲み込んで
だって先生だよ?
あれだけ嫌いだった『先生』、
そんな肩書きを聞くだけでも耳を塞ぎたくなるような
先生に私は何を言おうとしてたんだろう。
そう思い直した私は、
ものすごく可愛くない言葉を先生に言っていた。