ゆめのなかで。


緊張で胸がバクバク鳴っている。聞こえてないかな?
なんか怖いよー!!!!


すると、


ぱっと手が離れた。


あれっ?


立ち上がり、彼の足音が遠ざかると、パタンと部屋を出た。


うそ…。


さっきまで怖さがあったのに、今はショックな気持ちが隠せない。


ほっぺを触っただけ。


キスも、なし…。


私ってそんなに魅力ないの?
もう興味もなくなっちゃった?


もしかして…嫌いになった?


嫌な事が頭に浮かぶ。
じわりと涙がにじむと、


また、ドアが開いた。


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