ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
秋季大会の準決勝、最後の打者を打ちとった時、杉山は右手をグラブで軽くポンと叩いて、喜びを表現した。


その時…。


「ん!?」


何か違和感を感じた。しかし、ホーム前での挨拶、仲間とハイタッチを交わすなどをしているうちに忘れてしまった。
そう、その程度のはずだった。
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