ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
翌日の昼、お粥が出された杉山だが右手は吊されている為に、
肘で茶碗を押さえ左手のスプーンで食べるという格好で、
かなりの悪戦苦闘を強いられていた。

そんな時に視線を感じた杉山は入口を見た。
そこには、悲しげに立っている奈月がいた。
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