ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
「えっ〜!?」

藤崎が、看護師が病室であげるべきではない声量で声をあげた。

「藤崎さん、声でかいって…。」

杉山がオロオロすると、

「だって充君が、あの、アンラッキー王子?!」

藤崎は、今度は小声で言いながら、杉山を指した。

「そのネーミングやめて…。実力がなかっただけなんだから。」
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