ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
「だけど、昨日…藤崎さんに怒られた後、『お気の毒に。』って…。普通に話ていたのに…。」

隣の空になったベッドを杉山は見た。

「こればかりは仕方ないよ。重症者とかじゃないと普段からバイタル付けないから、すぐに充君に見つけてもらって卓さん喜んでいると思うよ。」

藤崎も同じベッドを見た。

「でも…だって…。」
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