ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
「おかしい?…そうね、おかしいかもね。でもね、中学のこの2年間、ほとんど学校に行ってないの。みんなの常識を知らない私には、おかしくはないように思えなくなってるから。」

杉山はそう言った奈月の目を見ると言葉を失った。



『病院生活が長ければ、考え方も変わるのか…。俺みたいに1ヶ月ぐらいで済むのは短い方なのか……。』
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