ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜
指輪を中指から抜き取ると周りを見渡した。

頷く一同を見て杉山も頷いた。

「…奈月、ずっと一緒にいような。二人で幸せになろうな。」。

指輪を薬指にはめなおした。

『奈月…しおらしい…。』。

頬を紅く染め、俯いた奈月を見つめた。
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