゚。+空の向こうに消えた+。゚
隠された真実
「で、で??奈々ちゃんは??奈々ちゃんはどうなったの??」
そう聞いてくる愛しい小さな娘を抱き締めた
「下が柔らかい土だったからね、助かったわよ。」
(そう、手足を骨折しただけで済んだんだ……)
「本当??良かったあ……」
自分のことのように両手を挙げて喜ぶ奈々子
「ママ?」
心配そうにあたしの顔を覗き込む
「お顔…涙でぐしゃぐしゃだよ?」
「ごめっ……んね。ちょっと……思い出しちゃって……」
涙で視界が歪む
だって
だって………
「ママ…大丈夫??」
「大丈夫よ…ごめんね、続き話すね。」
「うん!」