゚。+空の向こうに消えた+。゚
コンコン……

病室のドアを静かにノックして、病室に入った


さっきおばさんに言われたの

「祐実ちゃん、奈々支えてほしいとは言わないわ。でも今までと変わらず奈々と接してあげてほしいの。病室に行ってあげて?」



「…奈々?」

そう呼びかける


中にいた奈々はとても痛々しかった

白い包帯で包まれている奈々はベッドに寝ていた


青白い顔・・・・・・これは本当に奈々なの?


「奈々・・・・・・」

意味もなく呼んでみた


「ごめんね。」


拓人のこと

病気に気づいてあげられなかったこと

謝っても謝りきれないよ


「んっ・・・・・・・」


奈々の指がぴくりと動いた



「・・・・・・・ゆ、み?」

奈々がゆっくりこっちを向いた

再会したときのように目があった


安心した・・・・・


「奈々・・・・・・・大丈夫??」

「心配しないで。大丈夫だから。」

「奈々、ごめんね。」

「なんで謝るの??」

「だって、あたし・・・・・・・」


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