゚。+空の向こうに消えた+。゚

「それから奈々と二度と会うことはなかったわ…奈々の話はこれでおしまい。」


「ふ―ん…」


冷蔵庫までぺたぺたと走っていって、冷蔵庫からオレンジジュースを取り出してコップへ注いだ


「はい、ママ!!」


小さな手でコップを一生懸命2つ持って、1つは自分、もう1つはあたしにくれた


「ありがと、奈々子。」


よし、よし、と頭を撫でた


「えへへ☆」


嬉しそうに微笑む


「なんで奈々子なの??」


「ん??」


「な―ま―え―…」


「あ、ごめんね!えとね…奈々のように生きてほしいのよ。
奈々の代わりにあなたが生きてほしかったの。
だから奈々子。」


「ん――??」


?顔して、オレンジジュースを一口飲んだ



あたしは笑った



やっぱり分かんないか…







奈々の分をあなたに生きてほしいの




ね??奈々子…
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