゚。+空の向こうに消えた+。゚
あたしは見つけた
見間違いなんかじゃない
あの時からずっと思っている人
見間違うはずなんてないじゃない…
あたしは思い切って呼んだ
「・・・・・・・・せ、先生っ!!」
人がごったがえす駅のホームで、先生を・・・・・・・
ずっとずっと変わらぬ想いで想い続けたあたしの初恋の人
もう一度会えた
その奇跡を見過ごさないように
チャンスの前髪をしっかりとあたしは掴んだよ
「小川先生ッ!!」
走って上がってしまった息を整えて言った
「お久しぶりですッ!!あたし、田村祐実です。覚えてますか??」
お願いッ!!
どうか覚えていて・・・・・・・
あたしは先生の次の言葉を待った