゚。+空の向こうに消えた+。゚




あたしは見つけた



見間違いなんかじゃない


あの時からずっと思っている人


見間違うはずなんてないじゃない…



あたしは思い切って呼んだ










「・・・・・・・・せ、先生っ!!」



人がごったがえす駅のホームで、先生を・・・・・・・



ずっとずっと変わらぬ想いで想い続けたあたしの初恋の人






もう一度会えた



その奇跡を見過ごさないように





チャンスの前髪をしっかりとあたしは掴んだよ



「小川先生ッ!!」


走って上がってしまった息を整えて言った


「お久しぶりですッ!!あたし、田村祐実です。覚えてますか??」

お願いッ!!

どうか覚えていて・・・・・・・


あたしは先生の次の言葉を待った

< 127 / 142 >

この作品をシェア

pagetop