゚。+空の向こうに消えた+。゚
メールもほぼ毎日と順調だった片思いだけどあたしのラブストーリー


もうそろそろ違う展開になりたくてあたしは思い切った行動に出た




先生が勤めている塾であたしは待ってみることにした


(う―…寒っ!!)

無理して履いてきたスカートから出た足に冷たい風が当たる



冬の寒さに耐えきれなくて帰ろうかな?と、思っていたとき小川先生は出てきた


「あ☆」


駆け寄ろうとしたそのとき、ふわっと甘い香水のような香りが横を通り過ぎた



「智也っ♪」



(え……?)


目を疑った



あたしより先に駆けつけたその女の人は小川先生に腕を絡ませていた



(もしかして……彼女??)



2人はあたしに気づきもせず、恋人をつなぎをしたまま夜の闇に消えていった









「あはっ(笑)」

(失恋……しちゃった……)


これから自分の中ではすっかり始まる予定だったラブストーリー……


この一瞬で泡になってはじけちゃったんだ





でも…

負けてたまるか!!


まさに恋のパワー…

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