゚。+空の向こうに消えた+。゚
どれくらい経っただろうか……


一向に気配がない

あたしはもしかして今日は塾の仕事がないんではないだろうか、と思った

もしかしたらメールを見ていないのかもしれない・・・・・

不安だけが募る


このコンビニをチョイスしたのは仕事の合間を縫って来れるように…という配慮からだった


もし今日お休みだったら…






ふわっと甘い香りがした


この香りは…そう智君の彼女


「ねぇ…あなた智也の…」


勝ち誇った笑みであたしに話しかけてくる


凄く素敵な女の人だった

まさに大人の女だ…

「…どうも。」

ニコッと笑ったけれど敵対心むき出しで接する

「まさか、あなた智也を待ってるの?」

「はい、そうですけど…」

(何か??)

と言いたかった

ふぅーん、とあたしを見下すように上から下へ見た

「あなた名前は??」

「田村祐実。そちらは??」

(負けない!!)


「美咲?」


「智也♪もう終わったの??」


あんなに待ち続けた先生が今になって出てきた



あたしに見せつけるように

あの時と同じように…

美咲さんは先生に腕を絡ませた


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