゚。+空の向こうに消えた+。゚
「馬鹿だなぁ…あたし…」

分かってたのに…

あたしみたいなガキがあんな大人にかなうはずないこと




それでもあたしは待ち続けた……


まだ来ないと決まった訳じゃない



ただひたすらに…


寒さに震えながらもあたしは待ったよ




ただクッキーを渡したいだけなのに…


ただ誕生日を祝いたいだけなのに…


こんなに苦しい想いは初めてだよ

















時刻は23:59になってしまった


「もう…さすがに来ないよね…」

帰ろうとしたまさにそのとき



ガシッ!!





(えっ??)



ギュッと腕を掴まれた
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