゚。+空の向こうに消えた+。゚
「ただいま。」

(はぁ、疲れたぁ・・・・・・・)

あたしの家から奈々の家は想像以上は遠かった


リビングまで行くとお母さんが夕飯の準備をしていた

でもあたしに気がついて、くるりと後ろを向いた


「あら、おかえり。学校どうだった??」

(出た!!)

予想していた通りの質問が出た

「別に、ふつー。」

「奈々ちゃんと同じ学校なんですって?同じクラスなの??」

(情報早っ!!恐るべしママさんネットワーク!!)

「うん、同じクラス。」

「そうなの?良かったわねー、奈々ちゃんと一緒で。」

(なんか楽しそうだな、お母さん・・・・・・・・・)


なんかだんだんたるくなってきた


(駄目だ、疲れた・・・・・・・)


「ごめん、あたしもう疲れたから寝るね。」

そう言って、お母さんの返事も聞かずにとぼとぼと自分の部屋に向かった




部屋に入ると疲れからかすぐに座り込んでしまった


そういえばお父さんの靴まだなかった

(今日何時に帰ってくるんだろう??)

その前に寝なきゃ、あたしは辛い

2人の言い争う声

そんなの聞きたくないから







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