゚。+空の向こうに消えた+。゚
ときどき奈々のことを思い出す

転校した高校や大学の人たちといても満足しない自分がいた



やっばりあたしは奈々といることが一番自然でいられたのかもしれない


奈々といると疲れることもあったよ


でも決して嫌いにはなれなかった


何でだか分かんないけどね・・・・・・・・




奈々は元気でやっていますか??


健康は無理でもせめて…


『生きていてほしい』



この青い青い空の下できっとどこかで生きている


あたしはそう信じているよ



奈々、あなたは今どこで何をしている??









ざぁっ






風がふいた



頬をなでるようにやわらかで暖かい春の風



風で髪がなびいて



耳元の小さな赤いハートのピアスが“キラリ”と光ったのが見えた








“友達は一生もんだもん☆”



ふと奈々の声が聞こえた気がして



振り返る



もうそこには




誰もいないのに・・・・・



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