゚。+空の向こうに消えた+。゚
ぶぅーぶぅー

カーディガンのポケットの中で携帯のバイブ音がなってる

(朝っぱらからなんだろう??)

携帯を取り出すとディスプレイに"奈々"という文字


カチッ

通話ボタンを押した

「もしもし??」

「あ、祐実ー?奈々だけど、今どこにいるー??」

「どこって・・・・・・・・・えっと。」

(ここは何駅だっけ??)

「あ!!…・・・・・・・ツーツー。」

(え!?き、切れた!?てか切った!?)




「おっはよー☆」

「奈々!?」

突然、奈々があたしの前に現れた

「ごめんねー、電話、勝手に切っちゃってぇー!!
祐実を見つけちゃったから電話必要ないと思って!!」

朝からテンション高めの奈々

あたしはめっちゃ低血圧だからちょい辛い

「一緒に学校行こうよ♪」

「んー。いいよ。」

「あ、その前に奈々ちょっと雑誌買ってくるね!!待っててー。」

そう言い残し、駅の売店まで走っていった

(しょうがないなぁ、待っててあげよう!!)


「祐実ー!!おまたせー☆」

意外と早く戻ってきた

(そういや昔から奈々は足が速かったっけ・・・・・・・)

「何の雑誌買ったの??」

「んっとね、【CanDy】買ってきたの♪」


【CanDy】ってのは女子中高生に超人気の雑誌

あたしももちろん読んでますッ☆

大好きな雑誌だから低血圧なんてどっかいっちゃった!!


「え!?もう最新号出てるの??読み終わったら貸して!!」

「てか今一緒に見ようよ♪」

「わあーい☆」





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