゚。+空の向こうに消えた+。゚
高校の最寄りの駅で降りて、高校まであたしたちは歩いていた


「で、で!!でね!!」といつものように奈々が話題を持ちかけてくると


「…・・・・・・・あ☆」

急に立ち止まった


「どうしたの??」

「ちょ、ちょっ!!あ、あれ!前歩いている人!!」


奈々は30mくらい前を歩いている人を指さした

(確か・・・・・・・・あの制服はうちの学校だよね??)

シルエットからして男子だと予想が出来た

(も、もしや!!)

奈々のそわそわした感じを見て、またしても嫌な予感がした

(かその前に人を指さしちゃいかんだろ!!)

嫌な予感がしつつも、とりあえず聞いてみるあたし

「前歩いている人がどうかしたの??」


「奈々の好きな人♪」

照れながら言った

(あ、当たった・・・・・・・)



「たーくとー♪」


奈々はぴょんぴょん飛び跳ねながらその人の元に走っていった


(す、すご!!てかそこまで出来るんならあたしの協力必要ないのでは??)



すると"たくと"と呼ばれたその男の子がこっちを向いた





え??



ちょっ、ちょっとまて!!



あたし、あいつ見覚えある!




えっと確か…・・・・・・・・拓人だ!!



"たくと"って川島拓人のことだったの!?

てかなんであいつがここにいんの??

しかも同じ学校!?





頭が混乱してきた・・・・・・・・



奈々の好きな人って拓人だったんだ・・・・・・・・



うーん、どうしよう??
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